兵庫県の東播磨地域のため池をフィールドに、「ため池」「農業」「農村」の課題に、
地域と協働で取り組みたい大学生を9名限定で募集中。説明会も随時開催しています!
ため池・農業・農村の課題に、
地域と協働で取り組む
学生向けプログラム
学生3人チームを組み、地域の方、専門家、ファシリテーターと共に6ヶ月間で1つのテーマに取り組みます。3つのテーマがあり、その中から興味あるものを選んでお申し込みができます。
アクションが起こる
ムードをつくる
私たちが大切にしていることは、アクションが起こるムードをつくることです。少し難しく聞こえるかもしれませんが、一晩で解決することのできない地域課題が目の前にたくさんあります。そういったなかでも、「新しいこと」や「楽しいこと」を生み出していくためには、まずは自分たちでやっていこうというノリやムードが重要だと思っています。そういったムードは、特定の誰かが作り出すものではなく、多様な主体の方々が関わる活動のなかで、醸し出されるものだと考えています。「新しい」「楽しい」ことを生み出していこうというムードがあることで、正の連鎖をうみ、小さな一歩でも、前に進めるようになると私たちは信じています。そんなアクションが起こるムードを、地域の人々と協議を重ね、リアルな課題に6ヶ月間という期間の中で一緒に作っていきませんか?
今、仕組みや組織の
アップデートが求められている
降雨量の少ない兵庫県は日本で一番ため池が多い県です。その歴史は江戸中期頃から本格的に広がりを見せ、人々に食料を安定的に供給する命の水源として大切に受け継がれてきました。しかし、現代では、農業者やお米の生産量の減少等に伴い、当初の役割を果たし終えたため池や、維持管理者の継承が難しいため池なども多く、管理する仕組みや組織のアップデートが求められています。これらのアップデートは、簡単にはいきません。そんななか、まずは自分にできることからやっていこう、という志を持った、多様な人々が集まって設立されたのが「ため池みらい研究所」です。それぞれが抱えている問題を共有し地域や農業の未来を共に考えています。
地域×都市と農村の交流×イベント企画
地域の夏祭りを
プロデュースしよう!
広尾東地区では、地域の人々が集う夏祭りが2024年度から復活しました。復活にあたっては、広尾東に関わる大学生の存在が後押しとなっているなど、大学生と地域の関係性が構築されつつあります。少子高齢化が著しい地域にとって、また学生にとって、どのような夏祭りが望ましいのか、地域の方々と話し合いながら企画・実施します。
地域を知るフィールドワークをおこなった後、夏祭り(お盆の時期に開催)の企画を地域住民や広尾東に関わる先輩学生などとおこないます。具体的には、課題の整理や解決案を出し合い、話をとりまとめ、準備・実施していきます。学生独自のアイデア・企画、大歓迎です。また、共に企画・実施した夏祭りを地域住民と振り返りつつ、ポスターなどの広報物を作成し、活動内容の見える化に取り組みます。
- 農業や農村と関わりたい人
- 多世代が楽しめるイベントを考えるのが好きな人
- 多世代の意見を集約し、活動を進めていくリードをしてみたい人
- 色んな人と話すことが好きな人
- 自然や食べることが好きな人
※夏祭り当日は、広尾東地区にある公民館に宿泊予定です
学生がしたいことをどんどん出してもらえたらと思います。
Partner
志方東営農組合
丸山良作
志方東営農組合代表理事。600名を超える営農組合を運営する。
農業への情熱と地域への愛は誰にも負けず、チャレンジ精神に溢れている。
ため池×お米づくり×関係人口
みんなでお米を作る
「お米クラブ」を作ろう!
かつて、お米づくりは家族一丸の行事でした。機械化が進んだ現代でも、忙しい時期だけ親戚がお手伝いをする代わりにお米を分てもらう文化は続いているところもあります。このような取り組みを、家族でなくてもできないか?をチャレンジするのが今回の取り組みです。
田んぼに入って、美味しいお米づくりに本格的に携わりながら、どうしたら良いお米クラブになるかを考えていきます。収穫したお米はコンテストに出品予定!そのために、美味しいお米づくりには欠かせない、肥料や農村の資源管理(ため池、水路、畦の管理など)についても学びます。農村ではお米の作り手が不足しています。そんな中で、お米クラブがどんな役割を果たせるのか、何がハードルとなり、どんな仕組みや心得があったら、生産者も参加者も地域にとってもよい形になるのかを探求していきます。
- 色んな人と話すことが好きな人
- 自然や食べることが好きな人
- 農業や農村と関わりたい人
- お米づくりしたい
※ご両親や兄妹など、ご家族でお米づくりに関心のある方の、「田植え」「草刈り」「収穫」の参加もウェルカムです!
令和の米不足の原因について、一緒に考えましょう!
Partner
草谷川環境保全協議会
大竹宏樹
稲美町出身。ひろき農園 代表。定年退職を機に、本格的に農業に取り組む。
お米や多品種の野菜を作る他、地域の草刈り問題を解決するための
草刈りグループ「稲美畦師」も設立。農業や地域活動に精力的に取り組む。
WHYため池アクション!
少子化や高齢化を起因とした、日本の農村で特に顕著に現れている様々な課題は、将来日本の都市部や、世界全体でも起きてゆく最先端の課題です。ため池アクションでは、そんな農村を舞台に、地域や農業、ため池に関わる一筋縄では解決できない最先端の課題の現状や構造を理解し、ありたい姿を考えながら地域と共に行動することで、より多角的に考え、行動する力を身につけます。
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ため池の歴史や、造られた経緯、今の管理方法や、生態系や地域文化との関連性など、普段あまり知ることのできない「ため池」について学びを深めます。
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課題によっては、複雑に交差する原因があったり、解決に向けたハードルが高いものもあります。どのように、何に向かって進めるのが好ましいか、実践を交えながら学んでいきます。
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地域に関わる様々なしごとや立場の人から話を聞いていきます。新しい世界が広がっているとともに、その世界を一緒に探究する仲間を見つける機会にもなります。
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何が問題かが問題である。自らの力で問題を発見し、課題を設定し、施策を企画して取り組んでいく。これは将来どんなしごとについても、求められるスキルになります。
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より深く学びたい!もっと関わりたい!このテーマについて研究したい!と思ったとき、プログラム終了後も継続的に関われる土台があります。
- ACTION1
- ACTION2
地域
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志方東営農組合
丸山 良作
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草谷川土地改良区
井澤 達文
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草谷川環境保全協議会
大竹 宏樹
研究者/コーディネーター
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兵庫県立大学 環境人間学部 /
ため池みらい研究所柴崎 浩平
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ため池みらい研究所
山田 真輝
名称 | ため池アクション |
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期間 | 2025年5月〜2025年10月 |
参加費 | 0円(自宅からの交通費等は基本自己負担) |
参加までの流れ |
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対象 | 大学生・大学院生 |
定員が超えた 場合の選考基準 |
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開催場所 |
開会式・中間発表・最終発表 ため池みらい研究所〒675-0003 兵庫県加古川市神野町690-1 その他(各フィールドの拠点) ACTION 1カシオふれあい館〒675-0312 兵庫県加古川市志方町廣尾613 ACTION 2草谷川土地改良区 事務所 〒675-1101 兵庫県加古郡稲美町下草谷305-2 |
主催 | ため池みらい研究所 |
共催 |
兵庫県立大学環境人間学部エコ・ヒューマン地域連携センター 神戸大学大学院農学研究科地域連携センター |
協力 |
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アクセス |
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