兵庫県の東播磨地域のため池をフィールドに、「ため池」「農業」「農村」の課題に、
地域と協働で取り組みたい大学生を9名限定で募集中。説明会も随時開催しています!
ため池・農業・農村の課題に、
地域と協働で取り組む
学生向けプログラム
学生3人チームを組み、地域の方、専門家、ファシリテーターと共に6ヶ月間で1つのテーマに取り組みます。2023年度は3つのテーマがあり、その中から興味あるものを選んでお申し込みができます。
アクションが起こる
ムードをつくる
私たちが大切にしていることは、アクションが起こるムードをつくることです。少し難しく聞こえるかもしれませんが、一晩で解決することのできない地域課題が目の前にたくさんあります。そういったなかでも、「新しいこと」や「楽しいこと」を生み出していくためには、まずは自分たちでやっていこうというノリやムードが重要だと思っています。そういったムードは、特定の誰かが作り出すものではなく、多様な主体の方々が関わる活動のなかで、醸し出されるものだと考えています。「新しい」「楽しい」ことを生み出していこうというムードがあることで、正の連鎖をうみ、小さな一歩でも、前に進めるようになると私たちは信じています。そんなアクションが起こるムードを、地域の人々と協議を重ね、リアルな課題に6ヶ月間という期間の中で一緒に作っていきませんか?
今、仕組みや組織の
アップデートが求められている
降雨量の少ない兵庫県は日本で一番ため池が多い県です。その歴史は江戸中期頃から本格的に広がりを見せ、人々に食料を安定的に供給する命の水源として大切に受け継がれてきました。しかし、現代では、農業者やお米の生産量の減少等に伴い、当初の役割を果たし終えたため池や、維持管理者の継承が難しいため池なども多く、管理する仕組みや組織のアップデートが求められています。これらのアップデートは、簡単にはいきません。そんななか、まずは自分にできることからやっていこう、という志を持った、多様な人々が集まって設立されたのが「ため池みらい研究所」です。それぞれが抱えている問題を共有し地域や農業の未来を共に考えています。
ため池×六次産業化×アグリツーリズム
国産コットンの生産から
地域ブランド創造を考える
江戸時代から盛んだった綿花栽培。
2011年から100% 地域産ブランド作りに取り組む
かこっとん(株)と、綿花の生産を担う志方東営農組合と共に、
綿花の栽培から販売まで考えていきます。
地域ブランドの利用者拡大に向けたアグリツーリズムの実施を予定しています。地域ブランド商品の理解者を増やすことが、購入に大きくつながるのではないか。そんな発想から、綿畑をめぐり、取り組みのことを直接体感いただける、産地が近いからこそできる企画を考案していきます。
- 地域ブランド作りに挑戦したい人
- コットンの栽培に興味がある人
- 農業×観光に取り組んでみたい人
- ため池の水を利用した新たな取り組み
- 耕作放棄地の新たな活用方法
(お米以外の農作物の生産で、地域農業の発展につながる)
農業を通じて一緒に楽しみましょう!
Partner
志方東営農組合
丸山良作
志方東営農組合代表理事。600名を超える営農組合を運営する。
農業への情熱と地域への愛は誰にも負けず、チャレンジ精神に溢れている。
ため池×写真×観光
ため池と地域めぐりの
フォトスポットデザイン
現在、地域が一体となって散策ルートを開発中。
そこで、その開発中のルートを活用して、
若い人たちがため池に親しむには
どうしたらよいのかを考えていきます!
「いい写真をとる」という観点から、ため池を発信する企画!SNSの写真でお出かけ先を決める時代。魅力的なフォトスポットを目的に若い人たちがため池を訪れ、地域を巡ることで、原地域の良さを体感してもらえる方法を考えていきます。
- 地域活性化に興味がある人
- 地域の新たな魅力を発見することが好きな人
- 写真をとることが好きな人
- 魅力あるため池風景を切り取ること
- ため池を地域づくりに活用していくこと
春の嵐か夏の台風か、
どんな風が吹くのか楽しみです。
Partner
原地域づくり協議会
北本典比古
「子供たちに楽しい原体験を作りたい」という想いで地域の子供たち向けの
ため池でのカヌー体験やため池学習に積極的に取り組む。
ため池×管理作業×調査研究
若者が関わりやすい、
地域農業をデザインしよう!
地域農業を支える活動(農作業や、ため池の管理作業など)に
関わっているのは、70代の男性がメインとなっています。
これからも農業を続けるために、地域内外の若者が
関わりやすい仕組みを提案・実践していきます。
集落の人とともに、農作業や管理作業を一緒におこないます。また、インタビュー調査を通じて、集落住民がどのように地域農業を支えているかを把握します。そのなかから見えてきた疑問やアイデアを学生同士、集落の人、研究者と話しあい、若者が関わりやすい・関わりたくなる仕組みを提案します。そして、提案したことを実際に運用していきます。
- 農作業 / 管理作業をしたい人
- 新しい仕組みづくりに興味のある人
- 調査研究に触れたい人
- フィールドにどっぷり入りたい人
- 公務員の仕事に興味のある人
- ため池の管理体制をアップデートすること
地域農業を次世代に繋いでいくために、
皆さんの
アイデアが欲しいです。
是非一緒にやっていきましょう!
Partner
草谷川土地改良区
井澤 達文
機械メーカーから引退後、農業や地域づくりに従事している。
地域から小学生がいなくなり、危機感を持っている。一言で表すと、戦略家。
WHYため池アクション!
少子化や高齢化を起因とした、日本の農村で特に顕著に現れている様々な課題は、将来日本の都市部や、世界全体でも起きてゆく最先端の課題です。ため池アクションでは、そんな農村を舞台に、地域や農業、ため池に関わる一筋縄では解決できない最先端の課題の現状や構造を理解し、ありたい姿を考えながら地域と共に行動することで、より多角的に考え、行動する力を身につけます。
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ため池の歴史や、造られた経緯、今の管理方法や、生態系や地域文化との関連性など、普段あまり知ることのできない「ため池」について学びを深めます。
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課題によっては、複雑に交差する原因があったり、解決に向けたハードルが高いものもあります。どのように、何に向かって進めるのが好ましいか、実践を交えながら学んでいきます。
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地域に関わる様々なしごとや立場の人から話を聞いていきます。新しい世界が広がっているとともに、その世界を一緒に探究する仲間を見つける機会にもなります。
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何が問題かが問題である。自らの力で問題を発見し、課題を設定し、施策を企画して取り組んでいく。これは将来どんなしごとについても、求められるスキルになります。
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より深く学びたい!もっと関わりたい!このテーマについて研究したい!と思ったとき、プログラム終了後も継続的に関われる土台があります。
地域
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志方東営農組合
丸山 良作
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かこっとん株式会社
鷲尾 吉正
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原地域づくり協議会
北本 典比古
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草谷川土地改良区
井澤 達文
研究者/ファシリテーター
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兵庫県立大学 環境人間学部 /
ため池みらい研究所柴崎 浩平
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ため池みらい研究所
松田 紀美
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ため池みらい研究所
山田 真輝
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ため池みらい研究所
佐々木 太一(学生補佐)
名称 | ため池アクション |
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期間 | 2023年5月〜2023年10月 |
参加費 | 0円(自宅からの交通費等は基本自己負担) |
参加までの流れ |
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対象 | 大学生・大学院生 |
定員が超えた 場合の選考基準 |
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開催場所 |
開会式・中間発表・最終発表 ため池みらい研究所〒675-0003 兵庫県加古川市神野町690-1 その他(各フィールドの拠点) ACTION 1カシオふれあい館〒675-0312 兵庫県加古川市志方町廣尾613 ACTION 2原新田公民館 〒675-0335 兵庫県加古川市志方町原997 ACTION 3草谷川土地改良区 事務所 〒675-1101 兵庫県加古郡稲美町下草谷305-2 |
主催 |
兵庫県立大学環境人間学部エコ・ヒューマン地域連携センター 一般社団法人ため池みらい研究所 |
協力 |
東播磨地域創生連携協力協定推進協議会 構成組織
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アクセス |
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その他 |
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